視聴者との距離が縮まり、
親近感が生まれる

(1)視聴者との距離が近い
ライブ配信はリアルタイムで相互のコミュニケーションを取ることができるので、視聴者との距離が縮まりやすくなります。
例えばゲームの開発担当者が、「実はこのキャラクターの動きをかわいく見せることにすごくこだわったんです」と言えば、視聴者は開発者たちのストーリーに触れることができるだけでなく、コメントで自分の思いをその担当者に直接、リアルタイムで伝えることができます。

視聴者からの「キャラクターがかわいくて大好きです!」といったコメントを見た担当者が、その場ですぐ「ありがとうございます」と返せば、視聴者も喜びます。まるで目の前にいる人と会話をしているような距離感があるので、情報だけでなく、お互いの感情も伝え合いやすくなります。

双方のコミュニケーションが密になることで、視聴者はその番組に感情移入しやすくなります。つまり、視聴者がその商品やサービス、企業そのものに親しみをもちやすくもなるのです。


(2)視聴者との共有時間が長い
10分程度のものが多い動画と違って、ライブ配信は1時間程度のものもザラにあります。この視聴時間の長さとマッチしたコンテンツが、ゲーム実況です。実は動画同様、ライブ配信でもゲーム実況は人気ジャンルとなっているのです。

企業のマーケティングでも、視聴者と接する時間の長さを活かして、製品やサービスの概要や魅力をたっぷりと伝えることができます。

(3)商品・サービスの魅力をリアルに伝えられる
動画による商品紹介、サービス紹介は、どうしても伝える側からの一方通行になってしまうことがあります。もちろん、投稿後にコメントなどを通じて双方がやり取りすることは可能ですが、リアルタイムのやり取りは発生しません。

さらに、動画には編集が入るため、それがその商品の本当の姿なのかどうかはわかりづらいという難点があります。マイナス要素がカットされていることも考えられます。

例えば新型のスマートウォッチを紹介するとします。
動画だと、紹介する人はできるだけスムーズにその商品の魅力を最大限に紹介したいと思うでしょう。商品のメリットばかり伝えていると、「この商品のいいところだけ見せているんじゃないか」と、いぶかしむ視聴者もいるかもしれません。

これがライブ配信だと、細かい部分までリアルに伝わります。例えばスマートウォッチのベルトはスムーズにはめられるか、タッチパネルの反応はどうかといったことも、いい悪い関係なくすべてリアルに伝わります。もしかすると、紹介している人がその商品を本当に気に入っているかどうかまで伝わってしまうかもしれません。
編集がないので、ありのまま伝わりやすいのです。
これは商品の魅力を伝える上ではメリットといえますが、マイナス部分が見られてしまうこともあります。