最も多かった回答は「1~3年後」で45%。「1年以内」の5.8%と合わせ、3年後の22年までに、過半数の企業がビジネスの変化を想定しているという結果になった。
ベンツやファーウェイから北海道の農家まで
5Gを有効活用する5か条を大解説
『週刊ダイヤモンド』11月9日号の第一特集は「5G大戦」です。ラグビーワールドカップの開幕に合わせ、5Gのプレサービスが9月から始まりました。そしていよいよ、2020年春に商用サービスの幕が上がります。
5Gでは「高速・大容量」「低遅延」「同時多接続」の3大要素が4Gから進化します。ですが、スマホでの高精細な映像のダウンロードが早くなることが5Gのメリットだと理解していると、その本質を見誤ることになるでしょう。
5Gが期待を集めるのは、産業応用でその真価を発揮するから。製造業やインフラ、医療などさまざまな産業を変え、新たな競争を生み出す可能性を秘めているのです。
今回の特集で、ダイヤモンド編集部は上場企業2000社を対象にアンケートを敢行。取り組み状況や専門部署の有無、期待や悩みなど、あらゆる側面から企業の5Gへの“本音”に迫りました。
また、「5Gを活用したビジネスが浮かばない」という声もよく耳にします。そこで、実際に5Gを利用したドコモやKDDI、JAL、メルセデス・ベンツ、ファーウェイといった企業や北海道の農家などさまざま活用例を徹底取材。そこから見えてきた5Gを有効利用するための5つのポイントをまとめました。
さらに、投資家にとっても5Gはホットなテーマです。スマホ、ゲーム、基地局、部品、素材、部品…。あらゆる産業にインパクトをもたらし、経済効果46.8兆円ともいわれる5G時代の注目企業77社の動向をまとめました。
来春の商用化に向け、さまざまな企業がしのぎを削る5G。その最前線に迫った一冊です。
(ダイヤモンド編集部 大矢博之)