結果、「この目標を達成したい!」「この目標は達成しなければならない!」といったモチベーションや責任感が生まれます。会議であなたの話を聞いた部員が、それぞれモチベーションや責任感を持って仕事に取り組めば、目標達成率が飛躍的に上がるのは当然ですね。

 これが「数字で話す」もう1つのメリットなのです。

「数字で考える」「数字で話す」を習慣にするのは簡単です。

 日常会話の中に、ゲーム感覚で「数字」を入れて話す──これだけです。たとえば、

 ×「この商品は、あまり売れていませんね……」ではなく、
 ○「この商品は、発売から3週間で300個しか売れていませんね。今後、売上を30パーセントアップしないと利益になりません」

 ×「明日、成約率アップのミーティングをしませんか?」ではなく、
 ○「明日の午前11時から30分ほど、成約率60パーセントにアップするためのミーティングをしませんか?」

 といった具合ですね。

 いかがですか? 「数字」を入れるだけで、ふつうの日常会話が、一気にビジネス会話になるのです。

 逆に言えば、数字が出てこない「ビジネスの会話」は、ただの「雑談」とも言えるのです。

客観的な数字で考えれば
達成率も上がる

 最初は慣れないかもしれません。

 ただ、「数字で話す」を習慣化してしまえば、あなたの「数字感覚」が磨かれて、自然と「数字」に強くなるはずです。

 結果、「ビジネス感覚」「コスト感覚」「時間感覚」まで磨かれてきます。

 たとえば、「健康のために、1日2リットルの水を飲むといい」と言われています。しかし、これを毎日続けるのはけっこう大変です。結局「とにかく水をたくさん飲むように心がけよう」と思うだけではないでしょうか。

 僕は「数字で考える」「数字で話す」を習慣化しているので、「500ミリリットルのペットボトルを4本飲めばよいのだな」と考えます。

 そう考えると、意外と簡単に目標をクリアできるものです。

 そして、「朝2本、会社で1本、帰宅後に1本飲む」と具体的な解決策を思い浮かべます。実際にそうやって、僕は水を毎日2リットル飲んでいます。

 客観的な数字で考えるから、達成率が上がるのです。

「数字で考える」「数字で話す」──

 これを意識するだけで、あなたの会話に説得力と目標達成力が自然と出てきます。その結果、あなたに対する周囲からの信頼度と評価が増し、また一歩「さらに稼げる人」に近づくのです。