日本にタピオカ店が
定着するための条件

 タピオカブームが始まって以降、そのブランドは乱立した。1年後にどれだけのお店が日常消費の一部として定着するかは、そのブランドが提供する「報酬」、すなわち消費者を満足させられるかどうかにかかっている。

 冒頭で述べたように、日本でタピオカ店の行列が減っていく様を見ると、「もうそろそろブームも終わりではないのか」と感じることがある。しかしそれは、終わりの始まりではなく、ブームが「踊り場」に差しかかっているだけと見ることもできる。すなわち、これからタピオカが日常的な人気商品へと成長できるかどうかを、我に返った消費者が冷静に「品定め」するフェーズに入ったと捉えることもできるのだ。

 この局面を乗り超えることができなければ、タピオカブームは世間の予想通り、時をおかずして終わってしまうかもしれない。逆に乗り越えることができれば、日本においてもスタバのドリンク類と同様に、息の長い人気商品としての地位を確立できるだろう。先行きを興味深く見守りたいものである。

 ちなみに、筆者の故郷である台湾では、タピオカはマクドナルドやケンタッキーと同じく、日常にすっかり定着した存在となっている。今街中で人気のタピオカは、いずれも熾烈な競争をくぐり抜け、なおも生き残っている超優良ブランド揃いだ。

 代表的な店と目玉商品をいくつか紹介したい。

・迷客夏(ミルクシャ)のタロイモミルクと仙草ゼリーミルクティー
・大苑子(ダーユンズ)のレモン愛玉子ゼリー
・五十嵐(KOI)のプリンミルクティー

 もしあなたが台湾へ行くことがあれば、これらのブランドを試しながら、タピオカブームの行方を予想してみてはいかがだろうか。