2015年に流行し、日本政府の国際緊急援助隊によるワクチンの一斉投与等により、流行の拡大を食い止めた経験がある。本疾患も現在、年間10例ほど発生しており、課題の1つとなっている。

2015年 緊急援助隊 黄熱病予防接種支援
日本の緊急援助隊による黄熱病予防接種支援の様子(2015年)

「感染症の宝庫」と呼ばれるコンゴ民主共和国
エボラの終結に向けてもう一歩

2015年 緊急援助隊 黄熱病予防接種支援
日本の緊急援助隊による黄熱病予防接種支援(2015年)

 コンゴ民主共和国は「感染症の宝庫」と呼ばれ、新たな感染症が出てくる地域であるとともに、これまでも人類の多くの人々が苦しめられてきた感染症であるマラリア、エイズ、結核、はしか、コレラなどの疾患が、まだ解決されていない国である。

 広大な国土、熱帯雨林が広がる地域、医療サービスがまばらで不十分である中、エボラという致死的な疾患の流行が襲った国、その中でも、地域、地方の医療従事者は、懸命に子どもたちの命を救おうと診療にあたっている。国際社会としても、そのようなコンゴ民主共和国への支援は必須であろう。