54×11の計算を瞬時にするには? 248×5を裏ワザで解く方法は?『この1冊で一気におさらい! 小中学校9年分の算数・数学がわかる本』の著者・小杉拓也さんの連載最終回は、算数・数学の楽しさと好きになる方法をお伝えします。

54×11の計算。あなたならどう解きますか?

  算数・数学を得意にするために一番大切だと思うのは、第1回でもお話したように「基礎を大事にすること」です。
  数学の難問をいきなり解くことはできません。基礎からじっくり固めて、基礎を完璧にすれば、徐々に応用問題や難問が解けるようになります。

 また、「算数・数学の面白さを知ること」も算数・数学を得意にするきっかけになります。

 たとえば、第2回でも紹介した暗算テクニック。ほかにも楽しいものがたくさんありますので、紹介しましょう。

  54×11の計算を、あなたならどう解きますか。
  2ケタ×11の計算は驚くほど簡単に暗算できます。

  まず、54の十の位と一の位をたして5+4=9とします。
  その9を54の5と4の間において、答えは594です。

  驚くほど簡単でしょう?
  この暗算法を使うと、次のような計算は瞬時に暗算できます。

  81×11=891
  26×11=286
  71×11=781