米ウィリアム・ボーモント病院のBarry Franklin氏によると、定期的な運動により心筋梗塞リスクは最大50%低減し得ることが、さまざまな研究で明らかにされている。それにもかかわらず、米国人の間では運動不足がますます蔓延しており、「テクノロジーの進歩により、われわれは慢性疾患リスクの増大という大きな代償を支払っている」と同氏は嘆く。
米ハーバード大学医学大学院は、トレーニングを行う際の注意点として以下のことを挙げている。
・運動レベルは、最初は緩やかなものとし、徐々にレベルを上げていくこと。
・関節、骨、筋肉に痛みがないか注意すること。使い過ぎが痛みの原因である可能性もあるので、医師に診てもらうこと。
・体調が悪いときや疲れがひどいときは休みを取ること。
・天候に応じて適切な服装を選び、水分を十分に取ること。
Franklin氏は、「持久走では、少しでもタイムを良くしようと、ゴール直前でラストスパートをかけがちだ。しかし、その時点でランナーは脱水症状を起こして体温や血圧が上昇している可能性が高い」とし、いずれも危険な不整脈の原因となり得るため、その衝動を抑えるべきだと助言している。(HealthDay News 2020年1月6日)
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