ブルターニュ

広大な牧草地が広がる夏のブルターニュ地方
広大な牧草地が広がる夏のブルターニュ地方

 大西洋に突き出たような形をしているブルターニュ地方。近代的な雰囲気は希薄で、フランスの古い歴史を守るかのような町並みが特徴的です。多くのケルト神話が残されており、礼拝堂、キリスト受難像と宗教に関する建造物が多いことも他のエリアとは異彩を放っています。

 フランスの北西に位置しますが、暖かな海流が流れ込むため気候は温暖です。カキなどの新鮮なシーフードを楽しむことができます。

●レンヌ
 ブルターニュ地方の中心となるレンヌは大学都市で、住民の1/4が学生です。司法機関として建設されたブルターニュ高等法院があり、17世紀のフランス絶対王政の華やかさを垣間見ることができます。近年注目の見どころは、ブルターニュの歴史が分かる博物館やプラネタリウムが設置されているレ・シャン・リーブルという複合施設。レンヌ駅からほど近くにあるアクセスのよさも魅力です。

●ヴァンヌ
 フランスがガリアと呼ばれていた時代(古代ローマ期)に、中心地であった古都です。素朴で静かな町並みが続き、ゆったりとした空気が流れています。また、先史時代の巨石群を訪ねる起地であり、ブルターニュを知るうえで外せない要所です。

 ヴァンヌで訪れたい観光スポットは、13世紀後半に建設された「サン・ピエール大聖堂」。見どころの集まった旧市街にあります。

大西洋岸

ボルドーワインのなかでも特に名高いサンテミリオン
ボルドーワインのなかでも特に名高いサンテミリオン

 フランスの南西部に位置する大西洋岸は、ワインの原料となるブドウが多く栽培され、年間を通して暖かな地域です。夏の海水浴場は多くの人でにぎわい、カラフルな屋根の住宅が並ぶ楽しげな雰囲気に包まれています。一方、内陸は気温差が大きく、ピレネー山脈の麓の冬は寒冷です。

 ワインの生産が盛んであるため、チーズや生ハム、チョコレートと、ワインに合うグルメも盛りだくさん。毎年9月には、ボルドーのメドック地区では、給水所でワインが飲めることで話題のメドック・マラソンも開催されています。

●ボルドー
 世界有数のワイン生産地で有名なボルドーは、18世紀にワイン貿易で発展し、現在でも大西洋岸地方の文化と経済の中心地です。ワイン関連の観光スポットもありますが、ぜひ見ておきたいのは「サンタンドレ大聖堂」。キリスト教の巡礼路に含まれており、1998年にユネスコ世界遺産に登録された歴史ある大聖堂です。

 また、ガロンヌ川沿いの歴史地区は「月の港ボルドー」として世界遺産に登録(2007年)されています。

●バイヨンヌ
 大西洋岸地方の南端、スペインとの国境にほど近いバイヨンヌは、独自の文化を誇るバスク地方の中心都市。バスク地方はフランスとスペインにまたがる地域です。「バスクとバイヨンヌの歴史博物館」では、音楽や展示物、民族舞踊の映像などを通して、フランスのものとは違うバスクの文化や歴史を見ることができます。