オーヴェルニュ

ふたつの奇岩がそびえるル・ピュイ・アン・ヴレイ
ふたつの奇岩がそびえるル・ピュイ・アン・ヴレイ

 ピュイ・ド・ドーム山をはじめとする火山群によって、独特の景観が生みだされたオーヴェルニュ。火山帯特有の赤い岩と渓谷の風景美などが楽しめます。自然保護区の規模はヨーロッパ最大級です。自然の豊かさから酪農が盛んで、最古のチーズ(カンタル)も味わえます。

 ミネラルウオーターの産地でもあり、ヴォルヴィック、ヴィシーの採水地はオーヴェルニュです。昼夜の寒暖差が激しく、冬は冷え込むため、暖かな服装で行くことをおすすめします。

●クレルモン・フェラン
 火山から採掘された石で建設された建物が並び、フランスらしからぬ黒ずんだ町並みが印象的です。その代表となるのが、1248年から建設が開始されたゴシック様式のノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂。黒一色の外観の建物の中に入ると、一転してカラフルなステンドグラスが色鮮やかに輝きます。塔の上からはクレルモン・フェランの町並みが一望でき、その美しい景観は約250段の階段を上り切った疲れを癒やしてくれるでしょう。

地球上で最も活発な火山のひとつを有すレユニオン島
地球上で最も活発な火山のひとつを有すレユニオン島

 フランスは領土として、地中海、ケルト海、インド洋にいくつかの島を持っており、大陸と異なる様相の自然が広がっていることが特徴です。島によって特色は異なりますが、いずれも海の深い青さを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

●コルシカ島
 ナポレオンの生誕地で有名なコルシカ島は、ジェノバ共和国、トスカーナ大公国の領地だった歴史があり、イタリアの影響を色濃く残しています。その景観の美しさから、地中海に浮かぶ島々のなかでも「イル・ド・ボーテ(美の島)」と呼ばれます。

 海と山の両方の美しさを満喫できるコルシカ鉄道は、観光するうえで外せません。1日に走る本数は少なく、島を縦断する長時間の観光となりますが、大自然のなかで時間を気にせず鉄道に乗るのもいいでしょう。

●レユニオン島
 マダガスカル島の東のインド洋上に浮かぶレユニオン島。世界中で最も活発だと言われるピトン・ド・ラ・フルネーズ火山と3000m級の山々がそびえる壮大な景色が楽しめます。3500種以上の海洋生物がいる海洋自然保護区では、ザトウクジラやマッコウクジラのホエールウオッチングが見ものです。