儲かる農業 攻める企業#8
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地域農協の実態を知るには、それを利用する農家に聞くのが一番だ。ダイヤモンド編集部が行った「担い手農家アンケート」の回答者1600人に聞いた地元JAへの不平不満や期待をまとめた。特集『儲かる農業 攻める企業』(全17回)の#8では、「週刊ダイヤモンド」2020年3月21日号の「儲かる農業 消えるJA」特集には収容できなかった農家の本音を一挙公開する。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)

アンケートで判明した
農家が抱く地元農協への「本音」を公開

 ダイヤモンド編集部は今年も、アンケート回答農家の地元農協への「本音」を公開する。近年は合併する農協が多いためか、合併後に農家から遠い存在になった農協を批判する声や、それを懸念して合併に反対する意見が目立った。

 農協改革については、農協の努力を評価する声がある一方、「自己改革を行っているとPRしているが、どこが改革されているのか全く分からない」(JA大阪中河内管内の農家)など厳しい意見も目立った。

 また、農協トップが自分の息子を、農協の顧問弁護士として起用していることなどを「私物化ではないか」(JA京都管内の農家)と指摘するなど、ガバナンスの改善を求める声も相次いだ。

 それでは農協ごとに農家のコメントを見ていこう。