ストレス緩和に有効な6つの「どうぐ」
「STRESS」

「どうぐ」とは、本来であれば「ワクチン」でしょう。新型コロナウイルスという敵を倒せるワクチンはまだ開発されていないようなので、今は敵が生み出すストレス状態から自分で脱する方法を知る、つまり自分でできるコロナストレスの対処法という「どうぐ」を身につけましょう。

 まずは、ストレスの対処法として「STRESS」という方法を紹介します。

   S…スポーツ(運動をする)  
   T…トラベル(旅行に行く)   
   R…レクリエーション(遊ぶ) 
   E…イート(食べる)  
   S…スピーク(しゃべる)   
   S…サケ(お酒を飲む)

 現在は外出自粛などの規制があるので、一部できないこともありますが、自宅でできる範囲で取り組んでください。何をやるにしても、大切なことは「普段できないことができる」というポジティブな気持ちで取り組むことです。読書やDVDの視聴、音楽を聴いてみたり、自己啓発につながる勉強をしたりするのもお勧めです。また、オンライン飲み会もはやっています。規制があるなかでも工夫をし、新たな楽しみを見いだす人も増えています。

「笑う」「泣く」「歌う」も
ストレス緩和に有効

 次に、「感情を吐き出してストレスを発散する」という方法を紹介します。たまったストレスに対処するためには、自分の心にたまった感情を吐き出すことが効果的だといわれています。普段は表に出せない感情を意識的に思い切り表現することで、スッキリした気分になります。これは「カタルシス効果」と呼ばれています。具体的には、「笑う」「泣く」「歌う」をやってみましょう。

「笑う」…テレビで漫才やバラエティー番組などを見て大声で笑ったらスッキリしたという経験は誰でもお持ちだと思います。笑いにはこのようなカタルシス効果のほか、体の筋肉を緩め、心の緊張をほぐすというリラクセーション効果もあるといわれています。

「泣く」…「涙を流す」ことによってスッキリする「涙活」もお勧めです。誰にも見られない環境で、涙を拭きとるためのハンカチやティッシュペーパーと水分補給のための「お水」を用意します。あとは泣ける映画や動画を見て、思い切り涙を流してみましょう。きっと泣くことで気分がスッキリするでしょう。

「歌う」…大きな声を出してスッキリする効果があります。また、普段とは違った自己表現もできます。歌詞には「私は○○したい」などの表現や、「好き、うれしい、ドキドキする」など感情を表す言葉が多く登場します。歌を歌って自分の気持ちや感情を思い切り表現することで、スッキリすることが期待できます。さらに、歌を歌うことは呼吸法の面でも効果があります。歌をうまく歌うためには、大きく吸った息を歌いながらゆっくりと吐き出さなければなりません。大きく吸った息を長い時間をかけて吐き出すという呼吸法は、胸とお腹の間にある横隔膜を刺激し、それがリラクセーション効果を生み出します。