100年に1度の激変!チョコレート市場
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今や世界で3位のチョコレート消費国となった日本。この勢いで20年のバレンタインデー商戦への期待が高まったが、今年はコロナ禍が直撃。世間はバレンタインどころではなくなる。ところが、4月に入るとチョコレートの販売金額は前年を上回り始めた。特集『100年に1度の激変!チョコレート市場』(全9回)の#1では、その理由を探る。(ダイヤモンド編集部編集委員 長谷川幸光)

「週刊ダイヤモンド」2020年6月13日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

カカオ豆の盗難も多発!
止まらないチョコの市場拡大

「今メキシコのカカオ農家の友人が、『最近、カカオがやたら盗まれる』と言っていました」。コロンビアでカカオ豆の生産に携わる小方真弓氏は、そう明かす。背景にはコロンビア経済が新型コロナウイルスの影響で不安定な中、カカオの価格が上昇を続けていることがある。

 チョコレートやココアの主原料であるカカオ豆(カカオの樹の果実内の種子。以下、カカオ)の年間生産量は、235万トン(1994~95年)から485万トン(2018~19年)へと増加(国際ココア機関)。四半世紀で2倍以上に膨れ上がった。