●ブルックリンの歴史

1883年当時のブルックリン・ブリッジの様子
1883年当時のブルックリン・ブリッジの様子 ©iStock

 1600年代から入植を始めたオランダ人が、母国の地名Breuckelen(ブルーケレン)という名前を付けたことから、ブルックリンと呼ばれるようになりました。独立した市として存在していましたが、1898年にニューヨーク市に併合されました。

 1883年にブルックリン・ブリッジが開通すると、それまで農地が多かったこのエリアも工業化が進み、港湾都市として造船や製造業などで経済を発展させてきました。しかし1920年代には景気の悪化とともに多くの工場が閉鎖され、ブルックリンは荒廃した町になり、その後ハーレムやブロンクスと並ぶニューヨークのなかで治安が悪いとされるエリアとなります。

 1970年代になると、家賃の安さとかつて工場であった建物の大きさに着目した多くのアーティストが移住してくるようになります。1990年初頭には、おしゃれなショップやレストラン&カフェ、ギャラリーなどが続々とオープン、アートフェスティバルも開催されるようになりました。エンターテインメント産業の成長も著しく、新しいカルチャーやトレンドを生み出し、たちまち注目エリアへと変貌を遂げることになりました。