●季節ごとの天気や気候

フランス,パリ春には桜を見ることもできる ©iStock

 パリは北緯48.5度のところにあり、札幌市よりも北に位置しています。ただ暖流の影響で緯度のわりには比較的温暖です。気候は東京の四季に合わせて考えていいでしょう。

 春の訪れを感じるのは3月下旬~4月上旬。梅雨がなく乾燥しているので、初夏から夏にかけてはさわやかです。近年は、7・8月に酷暑となることも珍しくありませんが、朝晩は肌寒く感じることもあります。8月末ともなると秋を思わせる気候となり、次第に雨の日が多くなってきます。11月はもう冬で、曇りがちの日が続きます。

■パリの天気&服装ナビ
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パリの人気スポット(建築物編)

●ノートルダム大聖堂 Cathedrale Notre-Dame de Paris

フランス,パリ,ノートルダム大聖堂火災に遭う前のノートルダム大聖堂

 セーヌ川の中洲、パリ発祥の地であるシテ島にそびえるゴシック様式の大聖堂です。聖母マリア(ノートルダム)に捧げられたもので、1163年に着工、14世紀の中ごろに完成しました。

 フランス革命時には彫刻が破壊されるなど、荒廃した姿を晒した時期もありました。しかし、ナポレオンが戴冠式(1804年)を行い、ユゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』(1831年)がヒットしたことから、復興を望む声が高まり、19世紀半ばには大規模な修復が行われました。

 パリを代表する名所となった大聖堂でしたが、2019年4月15日に火災が発生、尖塔と屋根の大部分が焼失しました。2020年6月現在、修復工事が行われています。内部の見学はできませんが、6月1日より正面広場からファサードを観ることができるようになりました。

●サント・シャペル Ste-Chapelle

フランス,パリ,サント・シャペル華麗なステンドグラスのサント・シャペル ©iStock

 ノートルダム大聖堂と同様、シテ島にある礼拝堂。ルイ9世(1214~1270年)がコンスタンティノープルの皇帝から購入した聖遺物を納めるために建設しました。

 聖遺物のなかには、キリストが磔刑の際に頭にのせていたといわれる「茨の冠」などがあり、その後ノートルダム大聖堂に移されました。大聖堂で火災が起こったとき、聖遺物は真っ先に運び出され、すべて無事に保管されています。

●マドレーヌ教会 Eglise de la Madeleine

フランス,パリ,マドレーヌ教会古代ギリシア風のファサードのマドレーヌ教会

 高級食材店が並ぶマドレーヌ広場の中央に建つ教会。重厚な円柱が並び、正面から見ると、まるでアテネのパルテノン神殿のようです。聖女マドレーヌ(マグダラのマリア)に捧げる教会の建設が始まったのは18世紀、ルイ15世(1710~1774年)の時代でした。

 フランス革命勃発などが原因で何度も中断した工事を、ナポレオン1世(1769~1821年)が再開、古代ギリシア風の大殿堂の建設を望んだことから、今の形となりました。

 内部は厳かな教会空間となっており、音響効果も抜群で、コンサート会場としてもよく使われます。

●エッフェル塔 Tour Eiffel

フランス,パリ,エッフェル塔パリの風景に欠かせないエッフェル塔

 1889年のパリ万国博開催に合わせ、ギュスターヴ・エッフェル(1832~1923年)の設計案に基づいて建設されました。歴史的な町に現れた「鉄の塔」に対して、当初は賛否両論でしたが、今ではパリの風景に欠かせないモニュメントとなっています。

 高さは324m。1階、2階、最上階とそれぞれの眺めを楽しめるのもエッフェル塔の魅力です。1階と2階にはレストランもあり、眺望と美食の両方を満喫できます。

 ライトアップされた夜のエッフェル塔も見逃せません。通常のライトアップのほか、毎正時に約5分間、塔全体が点滅してキラキラと輝く「シャンパンフラッシュ」は必見です。

●凱旋門 Arc de Triomphe

フランス,パリ,凱旋門シャルル・ド・ゴール広場の中央にある凱旋門

「凱旋門」とは、戦いに勝利した記念として造られた門です。シャンゼリゼ大通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場の中央にどっしりと構える凱旋門は、オステルリッツの戦いに勝利したナポレオンの命で建てられました。

 1806年に着工しましたが、完成したのは30年後の1836年。ナポレオンは完成を見ることなく、流刑地で亡くなりました。

 50mの高さをもつ門の屋上は展望テラスになっています。284段の階段を上る必要がありますが、シャンゼリゼ大通りとパリの町並みを一望できるパノラマスポットです。