軽井沢が「高級住宅地」になったきっかけとは

 軽井沢に最初に目をつけたのは、アレキサンダー・クロフト・ショーというイギリス人だ。故郷のスコットランドに似た風土が気に入り、明治21年(1888年)、別荘を建てた。

 ただ、当時は交通が不便で、別荘地としての人気は霧積温泉のほうが上だった。両者の立場が逆転したのは、明治26年に信越本線が軽井沢を通ってからのこと。霧積温泉に行くには、軽井沢の隣駅である横川から10キロ以上も歩かなければならない。駅に近い軽井沢に人気が集まることになったのだ。

京都の「鴨川」は上流でなぜ「賀茂川」になるのか

 鴨川といえば、京都を代表する観光名所の一つ。京都の街中を南北に走り、川沿いの料亭が設ける納涼床は、夏の風物詩になっている。

 この鴨川、不思議なのは、上流に行くと「賀茂川」と表記されることだ。鴨川は上流で高野川と合流するが、合流する以前は「賀茂川」と書くのだ。合流付近にある橋の名は「賀茂大橋」、賀茂川沿いにある神社も「上賀茂神社」と書く。

 じつは、「賀茂」という表記のほうが古い。賀茂は、古代に大和から移ってきた豪族の姓で、かつて鴨川上流域を支配していた。上賀茂神社も賀茂氏の氏神で、正式名称は「賀茂別雷神社」。上賀茂神社より南にある下鴨神社も、正式名称は「賀茂御祖神社」で、やはり賀茂氏の氏神だ。

 古くは賀茂と書かれていたのが、いつしか「鴨」とも書くようになり、川の名も上賀茂神社あたりまでは賀茂川、そこから下流は鴨川と書き分けることになったようだ。

大阪にある“日本一長い商店街”はどうやってできたのか

 毎年7月24~25日に行われる大阪きっての夏のイベント、天神祭。その天神祭で有名な大阪天満宮の近くにあるのが「天神橋筋商店街」だ。全長2600メートルの長さは日本屈指、全面アーケードの商店街には、飲食店や娯楽施設、衣料品店など、約600軒もの店が並んでいる。