ボーナス7割ダウンで
高収入でもローン支払いに苦悩

 先日相談に来られた会社員のMさん(40)も、これからの収入減をどう乗り越えていくのかについて悩んでいました。Mさん自身は高収入。毎月の手取りは60万円ほどで、妻(39)は自宅で小規模な料理教室をし、扶養の範囲で収まる程度の収入を得ています。

 Mさん夫婦は、それぞれの収入はそれぞれで管理をする夫婦別財布の家計管理をこれまでしてきました。Mさんが支払っている固定費のおよその金額は互いに把握していますが、それ以外についてはどんなことにどのくらいお金を使っているのか、互いに知りません。家計相談をきっかけに、互いの支出をはじめて書き出したというような状況でした。

 二人の支出を合計してみると、毎月の収入はおよそ10万~15万円ほど余る計算になるのですが、貯金額が増えているかというとそうではありません。ここ数年、貯金は2人合わせて600万円ほどからほとんど増えていません。

 このご夫婦の悩みの収入減とは、毎月の収入のことではなく、冬のボーナスが減ることです。今のままなら貯金は増えなくても暮らしていけるのですが、ボーナスが減ると、ボーナス払いを含めて組んだローンが支払えないのです。貯金から払うこともできますが、いつまで続くかわからないので対策を考えたい、というのが今回相談に来られた目的です。

 Mさんご夫婦はローンを短期間で完納したいと考えており、大きな金額でボーナス払いを組んでいます。Mさんの会社はいつもボーナスがしっかり出ているので、年2回の支給は間違いないと思っていたからです。住宅ローンで約60万円、自動車ローンで約15万円です。普段の支給額は、夏冬共に手取り100万円ほどでした。ですが、この冬は70%ダウンの30万円ほどになる見込み。ボーナス払いに充てるには到底足りません。

 この冬は貯金からローンを支払うということも可能でしょうが、この先もボーナスの減額が続いたり、支給自体がなくなったりするかもしれません。そうなると、貯金が底をつくということにもなるでしょう。ですから、それを防ぐために支出の改善をしなくてはいけません。ボーナスに頼らなくても支払いに困らない家計を作るのです。