ドライアイが悪化すると角膜に穴が開く。穴が大きくなると目の組織が中から出てきてしまい、角膜移植しなければ失明することになる。おかしいと思ったら、早めに医師に見せた方がいい。

 ドライアイの症状が軽い場合は人工の涙液、角膜が傷ついている場合はヒアルロン酸入りの点眼薬を使う。

 医療用は市販薬と違って、防腐剤やメンソールなどの刺激物が含まれていないので目に優しい。市販の点眼薬を使い過ぎると、角膜の表面に防腐剤が蓄積して表皮が荒れるので注意が必要だ。

 よりひどい症状の時は、涙点プラグを使う。涙が蒸発するのは10%程度、残りは涙小管という管を通って鼻へと流れ込む。そこで管の入口にあたる涙点を栓で塞ぎ、涙が流れ出すのを防ぐ。コラーゲンを注射器で流し込み、栓をするキープティアという施術もある。

 では、普段の目の疲れはどうすれば改善するのか? 

 目を温めればいいのだ。

 温めるとまぶたの縁にある皮脂線の詰まりがなくなり(皮脂の融点は体温よりも若干高く約38度)、涙の分泌を促すことができる。

 目が疲れたからといって、冷蔵庫で冷やした目薬をさすのは逆効果なのだ。温めたタオルなどで目を温めると疲れが取れ、涙が再び流れ出す。