加齢による目の疲れは
若い時と何が違うのか

 ドラッグストアの目薬売り場などでは、1500円前後もする目薬が数多く並んでいる。それらの中には、加齢による疲れ目やかすみ目に効くという商品が多い。

 加齢による疲れ目やかすみ目と若い時の疲れ目とは違うのか。

 製薬会社は次のように説明する。

「(若い時の疲れ目と中高年の疲れ目では)疲れの原因が異なります。疲れ目の主な原因は目を酷使することにより目の筋肉(毛様体筋)が疲労することです。中高年の場合、目の筋肉の疲労に加え、加齢により目の筋肉の機能が低下していることが考えられます」(ロート製薬広報部)

 疲れ目=目の筋肉が疲れる点では年齢は関係ないが、中高年は筋肉自体が衰えているので、目が疲れやすい。

 中高年になると、なぜか目がまぶしくて、物を長時間見られないことも起きるが、あれも目の老化現象だ。

「また、角膜では皮膚と同様に、古くなった細胞が剥がれて新しい細胞が作り出されています。加齢により新しい角膜細胞を作り出す機能が低下すると、角膜細胞が減り表面がデコボコになります」(同)

 角膜が滑らかさを失うと角膜の表面で光が乱反射し、光がチカチカとまぶしくなる。

 年を取ると細胞の代謝がスムーズに行われないのは、小さなケガさえいつまでも治らないので実感する。目の表面でも同じような代謝の劣化が起きているのだろう。