入山 お話を伺っていて、オーセンティック・リーダーシップという考え方が頭に浮かびました。オーセンティック・リーダーシップは、倫理観を重視し、自分はどういう人間か、自分が大事にする価値観は何かなど、自分の考えに根ざしたリーダーシップを指します。

土屋 はい。

入山 オーセンティック・リーダーシップが注目されている背景には、時代の変化とともに、働き方やリーダーシップへの考えが変わってきたことがあります。これまでは、強い力、パワー、権力といったハードなものを備えた人がリーダーだとされてきましたが、現在では知識や価値観といった、よりソフトなものに基づくリーダーが求められるようになりました。

土屋さんはオーセンティック・リーダーシップを発揮されていると思います。価値観を表明され、殻をつくっていないので周囲から信用される。たぶん会社も同じで、ワークマン自体がオーセンティック・カンパニーになっているのではないでしょうか。

ベンダーや加盟店との関係も障壁が少なく、さらけ出した情報を共有されています。そのために腹を割った信頼関係がつくられているのでしょう。続きは次回、聞かせてください。

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