後半戦、突入!
ページが全て埋まったので、新たなスペースに書いていきます。記事の後半を図にします。次の画像を見てください。
(5)のエリア
新たなページの書きはじめでは、「今回の大統領選挙では」という段落の文頭の言葉を大きく見出しとして入れています。
(6)のエリア
予備選挙前の支持率アップの要素は3つなので並列に並べ、その下に「支持率トップ」という結論を配置します。
今回の大統領選挙では、予備選挙が始まる前から、抜群の知名度と豊富な政治経験に加え、黒人層や労働組合からの支持も厚いことなどから、優位な選挙活動を進め支持率はトップを走っていた。
(7)のエリア
失言の例が次々と登場するので、頭に「ex.」をつけた文字情報を列挙します。このエリアでは言葉の持つ意味が変わってしまわないよう、なるべく文字を拾って読んでもらいます。文字が多い時は「適度な改行」「人アイコンを入れる」「ブロック間の余白」で読みやすさが増します。
バイデン氏は、失言が多いことでも知られていて、外国を批判する内容から、大統領選挙への立候補を表明する前から「選挙戦を戦っている」とうっかり述べたものまで、さまざま。バイデン氏は黒人層からの支持が厚いことでも知られているが、5月に、黒人の若者たちを中心に人気があるラジオ番組のインタビューで、「私とトランプのどちらを支持するか迷うようでは黒人ではない」と発言し、人種差別的だと批判された。2019年8月には、アジア系とヒスパニック系の有権者が主催したアイオワ州での集会で、「貧しい家の子どもたちも白人の子どもたちのように輝いているし、才能を持っている」と発言し、差別的な発言だと批判を受けた。
(8)のエリア
セクハラで追及されるバイデン氏。当事者とバイデン氏は顔のあるなしで差をつけてわかりやすく。テキストでの表現を多めにして、文章との相違がないようにします。
2019年4月には、複数の女性から過去に体を触られて不快な思いをしたなどとセクハラ被害を訴えられ、釈明に追い込まれた。2020年4月には、事務所の元スタッフの女性から過去に性的暴行を受けたと訴えられ、「事実ではない」と全面的に否定している。
その後のアイスクリームの情報は、バイデン氏への親しみを感じさせるブロックと理解し、似顔絵とアイスクリームの絵を取り入れて、上のセクハラについての内容とのバランスをとりました。
囲みや矢印で関係を明確にしてから、最後はグレーのマーカーでメリハリをつけます。バイデン氏にはシャドウを入れて、他のアイテム、人物とは区別してわかりやすく。重要な箇所にアンダーラインを加筆します。これで完成です!
いかがでしたか。すでに完成しているテキストの内容を図解するアクションは、セミナーの学び(教えられた内容のノートテイキング)、クライアント資料や複雑なマニュアルの理解にも役立ちます。
時事問題やビジネスについての記事を図解するとき、きれいに整えて書くことは二の次です。大切なのは後からの見直しと加筆。パーツとして抜き出したテキストに、あとから矢印や囲みを使って「関係性」「時系列」を意識した構造化をすることで、より記憶に残り理解が深まります。練習としては、まずは短めの新聞のコラムやオンラインニュースの数行からはじめるのもおすすめです。
図解に正解・不正解はありません。わかりやすく伝わるか、それを見せながら説明ができるかがポイント。興味のある記事を読みながら図解にトライしてみませんか?