「自分の考えや打ち合わせ内容をその場で図解する。このテクニックがあれば、会議、ブレスト、プレゼンが劇的に変わる。考える力と伝える力が見違えるようにアップする」
こう語るのは、アートディレクター日高由美子氏。発売6日で大重版が決まった『なんでも図解』の著者です。「フレームワーク」や「キレイな絵」を一切排除し、瞬間的なアウトプット力の向上を徹底的に追求するワークショップ、「地獄のお絵描き道場」を10年以上続けています。複雑なことをシンプルに、難しい内容をわかりやすく。絵心ゼロの人であっても、「その場で」「なんでも」図解する力が身につくと評判になり、募集をかけてもすぐキャンセル待ちに。
本連載では「絵心ゼロの人であっても、伝わる図を瞬時に書くためのテクニック」をお伝えします。

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図解がいきなり楽しくなる8つのツール

 打ち合わせや会議のポイントをまとめて、「あっ、そうそう」「おお、あるある!」と、見る人を腹落ちさせたくありませんか?

 そんなときは「漫符」が便利です。「漫符って何?」という方もいらっしゃるでしょう。

 漫画でよく使われてる記号のようなもの、それが漫符です。漫符ひとつで同じ顔でも全く違う印象を与えることができます。

 アニメや漫画は共通の表現を使って万人に伝わる表現を目指すことが多く、そこから生まれたのがこの「漫画」の「符号」。昭和の漫画、新聞の四コマでも使われています。

 世の中にはたくさんの漫符がありますが、全て覚えなくていいのです。ここではどれも一瞬で描けるものばかりを厳選しました。

 表現の幅を広げ一瞬で伝わるスパイスは8種の漫符を紹介します。

【放射線】【衝撃線】【震え線】【イナズマ線】【縦筋】【怒り筋】【汗】【キラキラ】の8種類です。次の画像を見てください。


 人のアイコンと組み合わせて、実際に使ってみましょう。

【放射線】
 声がしている様子、わいわいがやがやしている様子を表現できます。注目させたい時にも使えます。次の画像を見てください。

【衝撃線】
 突然気がつく様子、はっ!と気がつく様子を表現できます。次の画像を見てください。

【震え線】
 弱々しい様子、寒気がしている様子、泣きそうな様子を表現できます。次の画像を見てください。


【イナズマ線】
 電気が走るように衝撃が走る様子、閃いた様子を表現できます。次の画像を見てください。

【縦筋】
 青ざめる様子、不安な様子を表現できます。次の画像を見てください。

【怒り筋】
 激しい怒りやプンプン怒っている様子を表現できます。次の画像を見てください。

【汗】
 汗がにじむような追い詰められた様子、弱さがにじむような様子を表現できます。次の画像を見てください。

【キラキラ】
 きらびやかな様子、新しさや華やかさを表現できます。次の画像を見てください。

 同じ表情なのに、受ける印象や与える意味合いが変わるのがこのアイテム。少しの加筆で強力なインパクトを与えたいとき。表情のバリエーションを増やしたいときにぜひ使ってみてください。