そうすることで、部下本人もどこをどう改善したらよいのかわかりますし、状況が改善されれば情況も改善されます。その後、現状の変化を聞いてあげれば本人の自信につながることでしょう。

オンラインでのコミュニケーションを意識して
チームの成長を促す

 確かにこのステップは手間がかかりますが、結果的に上司が1人で300点を稼ぎ出さずともチーム全体のパフォーマンスが上がれば、上司も楽になるはず。そして、気が付くとチーム全体が成長しているのです。

 部下自身も成長を感じられ、チームへの貢献も実感できて、メンタルヘルス的にも良好な状態をキープできます。

テレワークでバレる!「部下のメンタルを不調にする」ダメ上司の3大特徴『オンラインコミュニケーション35の魔法──リアルのコミュ力も上がる!』 片桐あい(著)、自由国民社(刊)、224ページ。

 まずは、部下の状態管理のためにも「見る」つまり「観察」から始め、「聞く」つまり「傾聴」し、「言う」つまり「共有」を行っていきます。

 一方的に自分の伝えたいことだけを伝え、部下の言いたいことをきちんと聞けない人は、大切な情報をキャッチすることが遅れて、小さな問題が大きく膨らむ可能性があります。人は、第一声では本音は語らないものです。それが、お互いに慣れていないオンライン上でのコミュニケーションであれば、なおさらです。

 まずは観察したうえで、ときには一対一でしっかり話を傾聴してあげてください。また、必要に応じてタイムリーに情報を共有することも大切です。

 冒頭でも述べた通り、オンラインでのコミュニケーションは、小窓を通してやりとりをします。見える部分を観察し、足りない部分を補完するのはあなたの想像力で、足りない情報を傾聴して増やし、最終的には伝えるべきことは伝えるべき人に伝えるべきタイミングで共有していきましょう。