飲食店や中小・零細企業は諦めるな!
以上の予測が正しければ、そのインプリケーションはシンプルです。あと半年をいかに耐えて乗り切るかが大事なのです。
ただ、だからといって、あと半年ずっと感染防止ばかりに注力しろと言う気はありません。それで経済が壊れてしまったら、感染者数は減っても経済的に追い込まれて自殺してしまう人を増やすだけです。大事なのは、いかに感染防止と経済活動を正しく両立させていくかです。
従って、経済のすべてのプレーヤーがあと半年、いかに正しく行動するかが大事となります。その点から最も期待したいのは、需要の急減にも耐えてここまで生き延びてきた飲食店や中小・零細企業の皆さんの頑張りです。
年末・年始のGo Toトラベルキャンペーンの停止や、営業時間短縮でさらに厳しい状況に追い込まれていると思いますが、あと半年が最後のひと頑張りと信じて、絶対に諦めないようにしてほしいと思います。
そのために最優先でやるべきは、政府系金融機関の制度融資などをこれまで以上にフル活用して、とにかくあと半年乗り切れるだけの資金を早めに手当てしておくことです。
もちろん、これまでのコロナ対応で感染防止に関する知見はある程度蓄積されているのですから、私たち消費者の側も、政府の分科会などが示している感染防止のための指針を守りつつ、なるべく日常に近い消費行動を継続して、それらのお店や企業を支えるようにすべきです。例えば私は、少人数や個室利用などを前提に連日のように会食を続けています。