テレワークあるある「その1」
いつの間にか一日中会議だらけ

 テレワークの悩みは多数あるが、よく聞かれるのが「スケジュール管理の難しさ」だ。

「テレワークになって『打ち合わせや会議が増えた』という声は目立ちますよね。移動時間や場所の制限がないので、気づくと打ち合わせだらけで作業時間が取れなかったり、一日中インターバルなく会議をしていたり。特に、社内で共有カレンダーを使っていると、こういった事態が起きやすいと言えます」(小野氏)

 これまでは移動や場所の問題など、会議を断る理由があった。しかし、テレワークは断る理由が少なく、上司が共有カレンダーを見て「ここ空いているよね。会議入れていい?」と言われると抵抗しづらい。

「たまに聞かれるのが、お昼の時間帯に打ち合わせを入れられるケース。オフィスでは一律にお昼休みを取っていたのが、テレワークは自分次第で昼食を取るので、配慮のない人が昼間のカレンダーの空白を“空き時間”と見て会議を入れてしまう。そんな悩みもあるようですね」(小野氏)

 上述のケースを減らすために、カレンダーの使い方を“テレワーク用”にする必要があると小野氏は言う。

「書類作成やアイデアを考える時間も意識的に確保する必要があります。共有カレンダーに『作業日』や『作業時間』といった項目を入れるのも手でしょう」(小野氏)

 そして、作業時間などの項目について「上司や先輩など、上の立場の者が理解する必要がある」と大谷氏。くれぐれも上司が「作業時間は他で確保してもらって、ここに会議入れていい?」なんて言ってはいけない。

 なお、スケジュール面ではこんな“あるある”も聞かれた。お昼休憩について、多くの企業は1時間取っていたはず。ただ「テレワークでは1時間だと短く感じることもある」と小野氏。近所に昼食を買うお店がない、家族の食事も作る必要があるなど、この辺もオフィスとは違う時間配分が必要かもしれない。

テレワークあるある「その2」
やっぱり自宅は集中できない

 テレワークをする中で「自宅だと集中できない」という人もいるのではないだろうか。理由はさまざまだが、そもそも住居は仕事空間に適していないともいえる。ベッドやソファといったリラックスできる家具が並び、机もローデスクだけ。部屋数が少なく、家族がいて気が散る。こういった悩みは多いだろう。

「家でどう集中できる環境を作るかは大きな課題です。今までの住居選びは、家で仕事をしない前提で選ぶのが一般的でしたから」(小野氏)

 では、どうやって集中できる環境を作ればよいのか。小野氏は数年先を見越して「テレワークをふまえた新たな住居選びをしてもよいのでは」という。