「お尻」から鍛えるべき3つの理由とは

 では、さっそく成果の出る筋トレをスタートさせよう!と思ったとき、最初はお尻だけにフォーカスしていきましょう。では、なぜ筋トレを始めるときは「お尻」から鍛えたほうが効率がよいのでしょうか。理由は次の3つがあります。

理由(1)背中から鍛えると「腰痛」の原因に

 お尻から鍛えるべき一つ目の理由は、背中から鍛えた場合、姿勢のバランスが崩れてしまうからです。背中を鍛える筋肉は、ざっくりいうと骨盤前傾に持っていくものばかり。骨盤をバランスのいい中立の立場に保ってくれる一番の優等生は、大殿筋という筋肉の中でもっとも大きいお尻の筋肉。だから、大殿筋を強化してきちんと使える状態にしてからでないと、鍛えれば鍛えるほど反り腰姿勢になってしまうのです。

 反り腰が続くとまず起こるのが腰痛。トレーニングを行う際にお腹まわりの力も入りづらくなるので、バランスは悪くなる一方です。この状態で無理して背中を中心に鍛え続けると、最悪、脊椎分離症という疲労骨折の状態になってしまいます。

 これが、大殿筋がしっかりと働いてくれる状態で背中の筋肉を鍛えると、体の裏面の筋肉たちが協力しあって姿勢をサポートしてくれるようになります。太ももの裏の筋肉であるハムストリングスやふくらはぎの筋肉である腓腹筋やヒラメ筋が一つの帯のように背面を支えてくれるのです。

 その結果、腹筋運動をしなくても、お腹に力が入りやすくなり、結果的に腹圧が高まります。脊柱(背骨)が安定して力がより発揮しやすくなり、腰痛予防にも一役買ってくれます。