【貯蓄】
〈年間貯蓄〉360万円
※自動車関連費やゴルフ代で、支出が大幅超過したときは、年間貯蓄を使用
※そのため、60歳までにこれから積み上げられる金融資産は、2500万円くらいに留まるかもしれない

【資産】
〈金融資産〉3100万円(内訳:預金3000万円、株式100万円)

〈不動産評価額〉1億1000万円
  ・自宅:6000万円(築20年:60坪・土地路線価評価額のみ・二世帯住宅で母親と同居)
  ・投資用不動産:5000万円(上記3物件:利回りネット10%で評価)

【投資額】
なし

【その他】
〈退職金〉2500万円(Tさん本人、定年まで勤め上げた場合の予想額)、妻はなし
〈公的年金〉350万円(満額支払った場合で、65歳からの受け取り予想額)
  ・Tさん:230万円(公務員)
  ・妻:120万円(会社員)

〈給与収入予想〉
・Tさん:60歳までは現行の収入が期待できる。その後希望すれば65歳まで額面600万円くらいの収入が期待できる
・妻:65歳まで現行の収入が期待できる

〈不動産収入予想〉
・店舗物件: 35平米の軽飲食店舗(賃料月額33万円)
・住居物件: 20平米のワンルーム(月額賃料12万円と11万円)
・賃料収入はこの15年間、特に変わらず。地域特性から築年経過とともに下がるといった傾向はなく、どちらかというと景気に大きく左右され、上下動する

【Tさんの具体的なお悩み】
 とにかく働くことが嫌いです。辞めても生活できることなら、今すぐにでも退職したいです。20代の頃から早期リタイアだけを夢見ていました。そのため、不労所得の強化をこの15年図ってきました。

 50代になり、具体的に実行できる素地は整ってきたのですが、不動産収入は、物件の寿命までしか当てにできませんし、趣味の車とゴルフを賄うほどの収入がない状態のリタイア後の生活に、耐えられるかどうかも分かりません。

 さらに最近は、私に引っ張られて妻まで働きたくないと言い出しました。また、コロナ禍で長男の就職先の経営は大丈夫なのか、次男に至ってはそもそも就職して自立できるのかなど不安要素は尽きません。現在の収入・資産状況を踏まえ、どのように判断していけばよいのかご教示ください。