高校受験合格に欠かせない「内申点」。内申点というと、授業での積極的な姿勢や、学級委員や部活の部長が有利といったイメージがあるかと思いますが、実は内申点の評価方法や対策は親の時代から大きく変わってきています。そこで今回は、日本で唯一“内申点アップ”に特化した「後成塾」の塾長・桂野智也さんの著書『高校受験は「内申点アップ」が9割』(青春出版社)から、「知っているつもりでよく知られていない」内申点の実態と対策を紹介します。
高校入試合格に欠かせない「内申点」
そもそも内申点(正式には「評定合計」)とは、通知表の5段階評定の数値を、9科目合計したもの。高校側に提出する内申書(正式には「調査書」)には、この内申点(評定合計)と、行動の記録や生徒会活動などの評価がすべて記入されています。
一般に、公立高校受験では、学力検査と内申書の評価を合わせて合否を判定します。つまり、内申点は高校入試の合否に欠かせない要素となっています。
内申点アップの方法は定期テストの結果だけではない
「内申点を上げるいちばんの方法は定期テストで良い点をとることだと思っていました」
お母さん、お父さんからいちばんよく聞く声です。実際、多くの塾では定期テスト対策に力を入れ、定期テストの点数アップを謳っているところもあります。
子どもの学校での様子がわからない一方で、テストの点数は親が目にしやすいものです。それだけにどうしてもテストの点数にばかり目が行きがちです。