気が散って集中できない

 家での一人作業に慣れてしまうと、出社時の人の多さとのギャップにストレスが溜まることもあります。当たり前ですが、出社をすれば常に周りに人がいる状況になります。前は気にならなかった周りの席にいる人の癖や、しょっちゅう歩き回る人の挙動が目について仕事に集中できない…といったこともあるようです。

他人の会話が気になる

 他人同士の会話が耳に入ってくるのも、出社時ならではです。仕事中に後ろから聞こえる仕事の話やら仕事以外の話やらが気になり、全く集中できないということもあるのではないでしょうか。さらに出社時にはオフィス内を歩くことになるため、廊下やエレベーターなどでの何気ないコミュニケーションも生まれやすいでしょう。「雑談が生まれる」ということには良い側面もありますが、いい話ばかりではなく、それがストレスになってしまう人もいるのが現実です。

自分のペースで作業を進められない

 会社にいることのメリットとして、「気軽にコミュニケーションがとれる」という点はよく挙げられます。しかしコミュニケーションをとりやす過ぎるが故に、個々人の作業のペースが乱されがちです。

「○○さん、ちょっといいですか?」「○○、これやっといて!」「タバコ休憩行かない?」といった気軽な声掛けに対応していたら、あっという間に夜に…といったこともあるようです。

電話対応に時間をとられる

 部署や職種によっては、出社することで「電話対応」といった作業が付随することも。リモートワークでも電話が鳴ることはありますが、通常の業務に無情にも割り込んでくる電話への対応に時間をとられ過ぎるのは出社ならではかもしれません。「誰が電話に出るか」といった周りとの無言の戦いも気疲れの原因となりそうです。

いつもより疲れるので、帰宅後ぐったり

 出社となると、リモートワーク時と比べて考えることや気を遣うことが何倍にも増えます。帰りも空いてはいない電車(場合によっては終電近く)に乗って帰宅し、風呂に入るのが精いっぱいで気付いたら寝てしまっている、といった平日を過ごしている人もいるかもしれません。仕事をしに行っているだけのはずなのに、さまざまな外的環境にさらされてドッと疲れてしまうのは出社ならではでしょう。