事業戦略説明会で
語られた第一の将来像
7月16日から合計6回に分けて行われている第一生命グループのオンライン事業説明会。9月17日にその最後の説明会が行われる予定だが、先陣を切ったのは昨年に引き続き、隅野俊亮・第一生命ホールディングス取締役常務執行役員による「グループ経営戦略」だった。
隅野氏の説明の中心となったのは、3月末に発表された中期経営計画「Re-connect2023」の内容だ。大手生命保険会社4社の中で、唯一の株式会社で上場企業である第一生命グループは、情報開示や新たな経営戦略に対する取り組みで、他社よりも積極的な姿勢で注目されている。
次ページから、第一生命グループの見据える将来像について、経営企画を担当する隅野氏の発言を取り上げながら探っていく。