テーマパークで考えるキッチン整理(2)
消耗品は「単身来園してこっそり隠れがちなゲスト」

 ゲストの扱いにおいては、少々いやらしい言い方になりますが、「いかにお金を使ってパークを盛り上げてもらえているか」という視点も欠かせません。24時間営業なのをいいことに、何年間もただ存在しているだけのゲストがたくさん園内に隠れているとしたら問題ですよね。

 消耗品は特に、何かのおまけでもらってくることも多く、「なんとなく来園し、かつ退園時刻が決まっていないゲスト」のようなもの。「単身来園者をグループにまとめる」ことで、こちらが責任を持って誘導し、過ごし方の道筋を立てて上げることが重要です。

 1)グループごとにまとめる
●掃除・メンテナンス系グループ
・スポンジ/ブラシ/ふきん/クロスは、それぞれ大きめの透明のジッパーバッグなどにまとめる
・ゴム手袋は、箱入りでかさばるなら、同じように透明のジッパーバッグに移し替えても良い
・洗剤は、現在キッチンで使っているモノのみ残して、それ以外は使う場所もしくは納戸に移動する
・レンジフードフィルター/揚げ油の凝固剤/ポット洗浄剤などのメンテナンス用品は、特にバラバラになりがちなので、カゴやケースを使って1カ所にまとめる

●ゴミ出し系グループ
 生ゴミ用ネット/ゴミ箱用のゴミ袋/その他のビニール袋など

 上記二つのグループについては、シンク下にまとめて場所を作るのが自然でしょう。

●保存系
 ラップ/ホイル/クッキングシート/ジッパーバッグなど

 場所はシンク下のほか、レンジフード横のつり戸棚でもよいでしょう。

 しつこいようですが、消耗品は使ってナンボのもの。「置いてあるだけで、何年も使ってこなかったし、これからも使わなそう」と感じるものは思い切って手放すのも一つの道筋です。