ひろゆきが語る「何をやっても続かない人の口グセ」ワースト2ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

できない人の共通点

 何をやっても続かない。あるいは、うまくいかない。そういう人にはある共通点があります。

 それは、言い訳の言葉を用意してしまっていることです。つまり、できない理由が先にあるため、やる前にそれが口をついて言ってしまうのです。

 そうならないためには、口グセになっているような言葉を取り除くことが重要です。今回は、特に言いがちな2つを紹介しようと思います。

第2位は「やりたいこと」の病

「これから何かやりたいことはありますか?」

 僕が受ける取材では、大体、これを聞かれます。

 そして、必ずこう答えるようにしています。

「やりたいことはすでにやっています。この先も、やりたくなったら、すぐにやっています」

 そうです。世の中の大半の人は、「やりたいこと」の病に取り憑かれています。それは、人には必ず「やりたいこと」があり、しかも「やりたいこと」はできていない、ということが常識であるかのように考えています。

 たしかに、子どもの頃であれば、好きなようにゲームができなかったり、好きな食事を自由に食べることができなかったり、不自由なことが多かったでしょう。子どもに対して、「やりたいことはある?」と聞くのは正しいと思います。

 でも、それは果たして、大人にするような質問でしょうか。

 どうやら、多くの人は「○○をやりたい。でも、できない」ということが口グセになっているように思います。

無謀なことなら全然いいけど……

 それは、「宇宙に行きたい」とか、「大企業の社長になりたい」とか、実現が難しいことなら別にいいでしょう。

 しかし、そうではありません。

「富士山にのぼってみたい」「マリトッツォを食べてみたい」「沖縄に行ってみたい」など、やろうと思えば、明日にでもできることばかりです。それどころか、今日からだってできることもあります。

 そういうことを「やりたいこと」と言っているようでは、何をしても続かないでしょうし、うまくいきようがないと思います。

 なので、「○○をやりたい(できるのに)」という口グセをやめるようにしましょう。