女子校の入試が多い中位校

 偏差値40台のEFランクと30台のGランクについて、最後に見ておきたい。ここでは志望校として書かれる9月入試での合計人数が少ないためか、偏差値はあっても増減が分からないものが多い。その場合には偏差値だけを示しておく。

 1日は女子校の入試がそろっている。清泉女学院(1期)46が2割弱増で3倍を超えそうな勢いだ。他には、横浜女学院(A1国際)44(A2アカデミー)40、カリタス女子(1回)43、聖園女学院(1次A)41、神奈川学園(A午前)40、聖セシリア女子(A一次)38といった具合である。
  
 共学校では、全体募集人員が男子200人に対して女子は120人という桐光学園で男女の傾向が分かれている。1日(1回)男47女43の男子は微増で3倍弱、女子は微減で1倍台半ば強である。2日(2回)男48女43では男子が前年並みで2倍半を維持しそうなのに対して、女子は微増で2倍に近づくかもしれない。4日(3回)は4科のA(男49女43)と2科+面接のBが行われるが、A・B合わせて男子は前年並みで2倍台後半、女子は1割強増やして2倍強になりそうだ。他にも、森村学園(1回)男49女51、自修館(A1)男40女41といった入試が1日には実施される。

 1日の付属校では、GL男48女49でNS男46女47の日本大学(A-1日程)が男子は2割半増で4倍台後半へ、女子は1割強増で5倍に迫る勢いだ。一方で、日本大学藤沢(1回)男45女46の男子は3割半減らして1倍台半ばと大きく緩和するため、狙い目の入試となりそうである。東海大学付属相模(A)男40女40は女子が1割伸ばして1倍台半ばになるものの、入りやすさに変わりはない。他に関東学院(一期A)男41女42がある。

 1日午後の女子校では、カリタス女子(2回)46の勢いが強く5割増で2倍強まで上昇、神奈川学園(A2)49が1割強減らして1倍台半ば強になりそうだ。他にも横浜女学院(B1国際)49(B2アカデミー)44、鎌倉女子大学(K-2)37、聖園女学院(1次B)がある。男子校の藤嶺学園藤沢(2科)41は1割減で1倍台半ばとみられる。

 共学校では関東学院(一期B)男48女49が男子3割半、女子2割増やしていずれも2倍台後半となりそうだ。鶴見大学附属(難関1回)男女39は、男子が前年並みで1倍強、女子は2割半伸ばして1倍台半ばになりそうだが、いずれもまだまだ入りやすい。他に自修館(A2)男42女43がある。