そもそも「複利」ってなあに?
そもそも複利って何でしょう?
複利とは、“利子に利子がつくこと”です。
元本に対してつく利子は「単利」といいます。
この単利を5%とすると、お金を預けた1年目は元本の5%しか利子はつきません。
でも2年目はどうでしょう?
「元本+前年ついた利子」に対して5%の利子がつきますから、当然、前年よりつく利子は少し大きくなります。
これが“複利の力”です。
つまり、早く始めて長い期間預ければ預けるほど、複利はどんどん大きくなる。
私が運用と複利の概念は早く学ぶほどいいというのはこういうことなのです。
本書では下記の図のように、ジャックとレイラの例を紹介しています。
ジャックが貯金を始めたのは15歳のとき、一方レイラは30歳から貯金を始めました。ジャクソンは55年間、毎年10万円を投資。一方レイラは40年間、毎年35万円を投資し続けました。
どちらも70歳で1億円に達したのですが、レイラの投資額は1400万円もかかったのに対し、ジャックは550万円ですんだ。
これこそ複利の力を目の当たりにする好例ですね。