さて、いくつ書けたでしょうか。「予算が足りなくなる」「人が集まらない」「盛り上がらない」「高い店に入ってしまう」「店が混雑する」「けんかをする」「帰りにけがをする」「終電に間に合わない」「タクシー代が足りなくなる」「帰りが遅くて奥さんに怒られる」「翌日遅刻する」「翌日仕事にならない」「風邪を引く」などがあるでしょう。

 ブレーンストーミングのコツは、視点を変えて考えることです。たとえば、「お金」「時間」「信用」「人間関係」「健康」などと視点を変えると、具体的なリスクをブレーンストーミングしやすくなります。また、時系列で考えるのも効果的です。

左脳と右脳のコラボレーションで
思考力は加速する

 左脳は言葉、右脳にはイメージが入っています。左脳がキーワードを認識すると、右脳のイメージの引き出しが開放される構造になっています。たとえば「異常気象」と言うと、右脳の中で「洪水」「干ばつ」「集中豪雨」などのイメージの引き出しがいくつも開放されます。そしてそのイメージを再度、左脳の言葉に置き換えるのです。

 キーワードとは、右脳に収納されているイメージの引き出しを開放する言葉のカギなのです。右脳にイメージがないものだと、キーワードの効力は発揮できません。

 たとえばハワイに行ったことがない人に、「ハワイはいいね」と言ってもイメージが湧きません。しかし一度でも行った経験があれば、青い海や空をイメージできます。

 アイデア発想を柔軟にするためには、左脳右脳のコラボレーション(協働)が重要です。左脳のキーワードを受けて右脳がイメージする。右脳がイメージしたものを左脳が言葉に置き換える。この作業を繰り返すことで、思考力が加速していくのです。