(1)ホエイプロテイン
・牛乳由来のタンパク質の一種
・水に溶けやすく、約2時間で吸収される
・ヒトが作り出すことができないアミノ酸であるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)を含む
・熱に弱い性質があるので、料理に使うには不向き
・筋トレ後、傷んだ筋肉を回復するために素早くタンパク質をとり入れたいときにおすすめ

(2)カゼインプロテイン
・牛乳由来のタンパク質の一種
・カゼインプロテインは水に溶けにくく、体内での吸収も遅い(7~8時間)
・腹持ちがよくなるので、空腹を紛らわしたり、次の食事まで間隔が空きそうなとき、食べ過ぎが気になる方などにおすすめ
・カゼインプロテインが分解される過程で生じるCPPという成分が、鉄やカルシウムの吸収もサポートしてくれるので、骨を強くしたい方にもおすすめ

 (1)(2)いずれも、タンパク質の純度が高くなるほど高価になります。タンパク質をしっかりとりたいならできるだけ含有量の多いものを選びましょう。ただ、含有量、飲みやすさが上がれば上がるほど価格も上がっていきますので、続けられる価格帯のものを選ぶことも大切です。

(3)ソイプロテイン
・プロテインの元祖。大豆由来のタンパク質
・大豆イソフラボンを含み、脂質が少なく、コレステロールも含まない
・水に溶けにくく、体内の吸収も比較的遅く、5~6時間かかる
・脂質の摂取量を抑えたい方や若々しさを保ちたい方、女性にもおすすめ
・牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしてしまう、乳糖不耐症の方でも安心して飲むことができます

 プロテインの元祖ともいえるのが、大豆由来のソイプロテイン。以前に比べて大豆臭さや飲みにくさ、溶けにくさは解消されているように感じますが、気になる方はホエイプロテインやカゼインプロテインが混ざったものにするといいかもしれません。

 プロテインは大きく分けて、この3種類になります。それぞれの特徴を考えると、以下のような飲み分けをするのがおすすめです。

●プロテインの飲み分け
 ・トレーニング後、傷ついた筋肉を回復するには、吸収の速いホエイプロテイン
 ・朝食時や間食には、カゼインプロテインやソイプロテイン
 ・夕食以降は、脂質の少ないソイプロテイン