ダライ・ラマ、ビル・ゲイツ、デビッド・ベッカム、オードリー・タンなどの同時通訳を務めてきた田中慶子さんが、日常やビジネスで役立つ「生きた英語」をやさしく解説!今回は、サッカー日本代表の吉田麻也さんとの対談をもとに「世界で闘う英語術」をお伝えいたします。(同時通訳者 田中慶子)
世界を舞台に活躍する人は
どのように英語と向き合っているのか?
同時通訳者、Art of Communication代表。ダライ・ラマ、テイラー・スウィフト、ビル・ゲイツ、デビッド・ベッカム、U2のBONO、オードリー・タン台湾IT担当大臣などの通訳を経験。「英語の壁を乗り越えて世界で活躍する日本人を一人でも増やすこと」をミッションに掲げ、英語コーチングやエクゼクティブコーチングも行う。著書に『不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由』(KADOKAWA)。
先日、サッカー日本代表の吉田麻也さんと「英語」をテーマに対談させていただく機会がありました。
トップアスリートとして世界を舞台に活躍する人は、どのように英語と向き合い、どうやって母国語ではない環境で闘えるレベルの言語力を習得するのか――。
麻也さんの言葉には、アスリートやサッカーファンだけでなく、勉強やビジネスで成功するための、そして人生を謳歌(おうか)するためのヒントが、あふれています。
麻也さんのお話を分析してみると、「世界で闘う英語術」には5つのポイントがありました。
【吉田麻也さんの「世界で闘う英語術」5つのポイント】
1. Have a clear study goal.
2. Be in the right environment to use English regularly.
3. Have a means to make up your English ability.
4. Don't aim for perfection.
5. Always go for your best.
ひとつずつ、解説していきましょう。