ターゲット設定のコツ
また、ターゲットを考えるうえでよくある質問はこれだ。
「子ども向けの商品の場合、ターゲットは親か子か?」
学習塾やテニススクールなどの習い事の場合、ターゲットは子ども自身か? それともお金を出す親がターゲットか?
これは、そのメッセージを誰が読むと想定するかで決まる。
子どもが読んで、親に頼んでお金を出してもらう想定なら、ターゲットは子ども。
一方、親が読んで、子どもに習わせる想定なら、ターゲットは親。
もっと言うなら、お金を出すのは誰か?=最終意思決定者は誰か? で考える。
高校生くらいなら、アルバイトや小遣いで自分でお金を捻出できるケースもある。この場合、ターゲットは子どもだ。
だが、一般的に小学校低学年であれば、お金を出すのは親だ。
そうなると、ターゲットは親になる。
学習塾の場合、子どもの成績アップが親にとってどんなベネフィットになるかを考える。
子どもが自主的に勉強するようになるので、親は「勉強しなさい」とうるさく言わなくてもすむ。結果、親子関係がよくなる。これが親のベネフィットだ。子どもにとっていいことは、親にとってもいいことなので同一視しがちだが、切り分けて考えるべきだ。
次回は、文章は盛るべきか? 削るべきか? について紹介しよう。
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