「このレイアウト」がダメな理由

 ②のレイアウト【右ページに問題、次ページ(左ページ)に解説】は、右が問題になっているのですが、その問題の解説は次のページの左側に書かれています。

 つまり、問題の左側に書かれている解説は、前のページの解説なので視線を横にスライドさせても知識がリンクしないのです。

 このレイアウトで学習を進めるとなると、解説や問題を確認するためにいちいちページをめくる必要性が出てきます。これはかなりストレスです。

 数日勉強するだけなら我慢できるかもしれませんが、試験日まで何ヵ月もかけて勉強するとなると、単純に時間のロスにもつながり、何より理解が進みにくくなります。

 ③のレイアウト【前半がすべて問題、後半がすべて解説】にも同じことが言えます。これはいわゆる模試タイプの問題集で、まとめて問題を解いた後に答え合わせをするタイプです。試験直前期の勉強であれば使えますが、普段使いの問題集としては向いていません。

 問題集を買うなら必ず左が問題、右が解説になっている問題集を選びましょう。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)