株式投資をする人にぜひ読んで欲しい1冊が『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』だ。クイズを解きながら「株のトレードで勝つ技術」を身につける画期的な1冊だ。著者は、ファンドマネジャー歴25年、2000億円超を運用してTOPIXを大幅に上回る好実績をあげたスペシャリストの楽天証券・窪田真之氏。何万回にも及ぶ膨大な数のトレードから確立した「トレードで勝つ技術」を1冊に凝縮した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

Photo: Adobe StockPhoto: Adobe Stock

チャートの「節」を見極める

 株価チャートには「節」があります。節とは、多数の投資家がそこで立ち止まって売買をする価格帯です。

 ひとたび節ができると、上昇トレンドの時も下降トレンドの時も、その価格帯はあっさり通過せず、多くの投資家がそこに踏み留まって売買します。

チャートに「節」が現れるチャートに「節」が現れる

 上のチャートで、1200円と1500円が節となっています。

 株価が節より下にある時、チャートの節は「上値抵抗線(レジスタンスライン)」となります。株価が上にある時は、節が「下値支持線(サポートライン)」となります。

株式投資のクイズにチャレンジ!

 次のチャートは、L社の8ヵ月の週足と売買高です。

 あなたなら、売り、買い、様子見、どうする?

売り、買い、様子見、どうする?売り、買い、様子見、どうする?

【ヒント】暴落後はボックス圏で推移

 L社の週足と売買高には、たくさんの情報が詰まっています。

 8ヵ月前に暴落して、その約1ヵ月後に400円台でいったん底をつけて反発。暴落の最終局面で、売買高が大きく増えたことがわかります。暴落に耐え切れず、大慌てで売った投資家がたくさんいたようです。

 その後、株価は反発して何回か上値トライをしましたが成功せず。下値トライもありましたが下放れもせず、ボックス圏で推移しています。