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【アッシ・パルマンティエ】
(『志麻さんのプレミアムな作りおき』P100~101)
アッシ・パルマンティエは、フランス人にとっては肉じゃがのような、誰でも食べたことがあり、一度は作ったことがある料理です。
夫のロマンもよく作りますが、フランス人が作るアッシ・パルマンティエはもっとシンプル。お肉とニンジン、タマネギなどの野菜を炒め、塩・コショウで味をつけ、じゃがいものピュレ(本書P100)と合わせます。
【じゃがいものピュレ】の作り方とコツ
じゃがいものピュレは次のように作ります。
★材料(4~6人分)★
◎じゃがいも(メークイン) 6個(800~900g)
◎塩 適量
◎バター 40g
◎牛乳 300ml
★作り方★
1 じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切る。鍋に入れて、じゃがいもがすっかりかぶるくらいの水を入れ、塩をひとつまみ入れてゆでる。ナイフなどの先で刺して抵抗なくすっと通るくらいにやわらかくなったら、ざるにとり、熱々のうちにスプーンで押しつぶしながら鍋にこし入れる。
2 1が熱いうちにバターを加え、弱火にかけてバターをとかしながら、牛乳を何回かに分けて入れ、木べらで混ぜてなじませる。最後にポコポコと沸かして火を止める。
★MEMO★
・じゃがいもは、男爵だと仕上がりがさらさらするので、メークインのほうが合うと思う。
・牛乳は少しずつ加えて、好みのやわらかさ加減にする。このレシピは、皿に置いたとき形が残るよう、ややかために仕上げているが、左ページのアッシ・パルマンティエには牛乳を多くしてゆるめに仕上げ、とろけるような食感にした。
★作りおきするとき★
冷凍できる。小分けにして、密封袋に入れて平らにならす。使うときは電子レンジで解凍。
フランスには、牛肉、豚肉、鶏肉以外にも羊肉や鴨肉など、たくさんの種類のお肉があるので、塩・コショウだけでもいろんな風味を楽しむことができるのですが、私にはコロッケの中身のような感じがして物足りません。
【アッシ・パルマンティエ】の作り方とコツ
この本では、ミートソースとジャガイモのピュレを合わせるレシピをご紹介しました。
この料理はお肉もピュレもとてもやわらかいので、子どもも大人も年配の方でもみんな楽しめます。冷凍保存もでき、忙しい日にオーブンやレンジで温めるだけでOKなのでわが家ではよく登場しますし、一度にたくさん作っておきます。
最近では2歳と4歳の息子たちがロマンと一緒に作るのですが、長男がお肉を炒め、次男がじゃがいもをつぶす係になったようです。
★材料(5~6人分)★
◎じゃがいものピュレ(上記参照)
じゃがいも 6個(800~900g)
塩 適量
バター 40g
牛乳 350ml
◎ミートソース(作りやすい分量)
合いびき肉 300g
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/4本
にんにく 1かけ
塩、こしょう 各適量
オリーブ油またはサラダ油 適量
赤ワイン 100ml
トマト缶 1缶(400g)
コンソメキューブ 1個
タイム、ローリエ 各適量
ケチャップ 大さじ2
◎ピザ用チーズ 適量
★作り方★
1 じゃがいもは、上記の作り方を参照してピュレにする。
2 ミートソースを作る。玉ねぎと皮をむいたにんじんは粗みじん切り、にんにくはみじん切りにする。
3 鍋に油をひき、2を入れて、塩をひとつまみふり入れて炒める。しんなりしたらひき肉を入れて塩、こしょうして炒め、肉の色が変わったら赤ワインを加えてアルコール分を飛ばす。
4 トマトをつぶしながら、汁ごと入れる。煮立ったらあくを取り、コンソメキューブを入れて、あればタイムとローリエを入れて、煮る。ときどき、トマトをつぶしながらかき混ぜる。煮つまってきたら、ケチャップを入れる。
5 耐熱皿に4を敷き、じゃがいものピュレをのせる。ピザ用チーズをたっぷりふって、230℃に温めておいたオーブンで、約10分焼く。
★MEMO★
・ピュレとミートソースとの割合は、4:1くらいがおいしい。上の分量で作ったミートソースの、およそ1/3を使う。残りは、冷凍保存に。
・パルマンティエは、じゃがいもの食用をフランスに広めた18~19世紀の薬学者の名前。フランスには、彼の名がついたじゃがいも料理が数々ある。
★作りおきするとき★
・焼く前でもあとでも、冷蔵保存できる。焼く前の場合は、チーズはふらずに。食べるときに、電子レンジで温めてからチーズをふってオーブンへ。
・ミートソースの解凍は電子レンジで。ワンポイントは次のとおりです。