大変なときは逃げるのもアリ
――しんどいときのストレス解消方法を教えてください!
しんどいときに同じ場所で悩んでいると、同じような考えがぐるぐるしてしまうという話を聞き、場所を変えて、いつもと違う景色をみるようにしてます。東京タワーに登って高いところから景色を見たり、神社に行って緑に囲まれたりすると気持ちがラクになります。
――『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』を読んで、共感した部分はありますか?
メンタルダウンしないために「自分の心身の状態を把握しておくこと」。これができない状態になると、自分の状態に気づけなくなってしまいます。
気づくことができれば、その手前で防ぐことができるので、心が疲れているサインを自分で知っておくのはよいことだなと思いました。
――本書はどんなときに読むのがおすすめでしょうか
よくわからないけどしんどい、よくわからないけどつらい……というときに読むといいと思います。自分がどういう状態なのか、そのためにはまずどうすればよいかがわかるきっかけになると思いました。
――「がんばるより休んだほうがいい」と思うことはありますか?
低気圧で体調が悪いときは、どうしようもできないので休みます。
心理カウンセラーの大嶋信頼先生の本『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』(すばる舎)で、「自分で解決できない不安は、自分の不安ではない可能性がある」というようなことを知って、自分の力でがんばっても解決しないようなことからは、離れたほうがいいのかもと思うようになりました。
――自分を追い込みすぎてしまう、ついがんばりすぎてしまうダイヤモンド・オンラインの読者に対してメッセージをよろしくお願いします!
追い込みすぎる方は「逃げる」ということを悪いことのように思ってしまうかもですが、つらかったらいったんその場を離れる。離れて遠くからその場所を見る、ということをすると、新しい場所も見えてきたりします。
つらいときは、まずその場所から離れてみるというのは大事なことなんだなと思います。
物理的にすぐ離れられない人は、本を読んで自分とは違う人の生活を読んだり、自分とは違う人の考え方を読むのもいいと思います。
本を読むのもしんどいときは、いつもと違う音楽を聞いたり……。
この本にはどうすればよいか具体的な方法が載っているので、参考にしたいところがたくさんありました。大変なときは逃げて、自分を守れるようにしたいですね。
イラストレーター/マンガ家
静岡県生まれ。コミックエッセイのほか、書籍や広告、雑誌などのイラスト、マンガを手がけている。著書に『マンガでわかる「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』『マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』(ともにすばる舎)、『40歳になったことだし』(幻冬舎)、『今日も朝からたまご焼き』『独りでできるもん』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『あしたの、のぞみ』『えみこ、開運中!』(ともに日本文芸社)、『まんが 子どものいない私たちの生き方』(小学館)、『脱ペーパードライバー やっぱり運転できるようになりたい!』(ナツメ社)など多数。