会話をする男女のビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

ダイヤモンド・プレミアム(有料会員)ならダイヤモンド社のベストセラーが電子ブックでお読みになれます!月ごとに厳選して提供されるダイヤモンド社の話題の書籍から、ここでは一部を抜粋して無料記事としてお届けします。全体をお読みになりたい方はぜひダイヤモンド・プレミアム(有料会員)にご登録ください!今回は2022年10月提供開始の『話さなくても相手がどんどんしゃべりだす 「聞くだけ」会話術』。「話し方」を始めコミュニケーションについての悩みを解決に導く方法をお教えします。

はじめに―「沈黙恐怖症」は今すぐ直せる

「もっと人とうまく話せたらいいのに」
「一生懸命話しているのに、なんでいつも伝わらないんだろう」

 あなたは、こんなふうに思ったことはありませんか?

 人と話すのが苦手。

 大勢の前もダメだけど、一対一はもっとダメ。

 いくら必死で話しても、相手はいつもつまらなそう。

 どれだけ必死で説得しても、返ってくる答えはいつも「No」。

 あげくの果てに、頭が真っ白になって、何を話していいかわからない……。

 大勢の人がこのような悩みを抱えていることは、「話し方」について数多くの書籍が発行され、その多くがベストセラーとなっていること、またいわゆる「話し方セミナー」が大人気なことでもわかります。

 それらの書籍、そしてセミナーでは、「話し方」を改善すれば、コミュニケーション能力は劇的に改善される、と言われます。

 しかし、これらの「話し方信仰」には、大きな落とし穴があります。「そもそも、なぜ話し方がまずいのか」への考察が不足しているのです。

 というのも、相手に自分の意図するところが伝わらない、そのほとんどの原因は、話し方ではなく、

「聞き方」

 にあるからです。