「現在価格が外から見えにくい、という理由で
怪しい私募REITも増えています」
どエンド君:頭金10万円で買えるから…!
みっく:レバレッジこそ不動産!
グル:償却!償却!
みっく:あ、グルさんの言う通り償却とか相続での節税目的もありますね。
団栗:なんだろ。価格のボラティリティが株や(※8)REITよりも、表向きは見えないというのがポイントなのかな。
かずお君:価格が動くのを気にせず夜安心して眠れる。
あくの:わはははは。
かずお君:株は今の価格がすぐ分かっちゃうから。
団栗:最近、私募REITがガンガン出てくるけど、これも結局価格の変動が見えにくいから投資家に好まれるという理由もあるんだよね。それを見透かしたように雨後のたけのこのように、有象無象なひどい私募REITも出てきている。
みっく:成長余地ないのによくやるなっていう。
団栗:世の中にはまだ出てきてないけど、ひどい私募REITの話はぽつぽつ聞く。モノ売ってるってレベルじゃねーぞ、便利な打ち出の小づちかな?っていう……。
みっく:私募REIT、電鉄系とゼネコン系がこぞって参入検討してますよね。正直、素人に毛が生えたレベルの運用者が100億円規模で組成してもどうしようもないすよ。スポンサーにめぼしい物件があるわけでもなしに。
団栗:コスト割れしちゃうもんね。小規模REIT。そして、やがて衰退していくんだ。
あくの:(※9)シノケンREIT見たかったな。上場中止しちゃったけど。
――地方にはニトリが出資するREITとかありましたね。
あくの:最後ニトリの実店舗で埋めるんかな…。
みっく:そもそも、デット根性がしみついてる銀行員にエクイティ扱わせちゃいけないんすよ。それでもネームバリューだけはあるから有象無象が結集しちゃって、結局誰もかじ取りできない。
団栗:みんな「いっちょかみしてうまい味しめて逃げ切りたい」って感じがしますね。長期的にREITのあるべき姿とはなんぞや、ってことはあまり興味がないのかな。
かずお君:(※10)ケネディクスの戸建てファンドとかどうなるんだろ。飯田グループ・三栄建築と提携して始めるけど。メンツはつよい。
みっく:勢いありますよね。
あくの:残高190億円くらいあるらしいですよ。
かずお君:規模デカくすると物件の管理が大変で叫びたくなるよねきっと。
みっく:ファンドに組み込む時の不動産鑑定費用がご愁傷様だとかなんとか聞く。
団栗:そりゃそうだよね。戸建て……。
どエンド君:何年で償却してるんだろ…
みっく:木造だし中古で償却短く取れるか、うまいやり方あると思うんすけどね。
かずお君:まあでも将来オープンハウスが「行くぜ一兆」で建てた家の10%くらいがここのファンドに行くようになるかもしれないし(笑)。
>>1月15日配信予定の6に続きます。