人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラーであるPoche(ポッシュ)さんの初めての本『あなたはもう、自分のために生きていい』には、「読んで心がラクになった」「救われた気がします」「自分だけじゃなかったことに安心できた」といった読者からの感謝と喜びの感想が次々と寄せられています。ここではそんなPoche(ポッシュ)さんに、「すべては自分のせい」と責め続けてきて傷ついてしまった心を軽くして、今ある生きづらさが少しでもラクになるヒントを教えてもらいます。
(※本稿は特別な書き下ろしです)
相手の顔色や空気を読んでいませんか?
「本当にしてほしいことや、本当に欲しいものが言えない」という人がいる。
ダメだった時の悲しみや絶望感を痛いほど知っている場合
そうまでして言おうと思わない。
これは高すぎる、今は忙しそう、
これを選んでほしそう……と空気を読む。
子どもの頃から無意識にそうしていた、という人が多い。
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「人に頼むのが苦手」は問題ですか?
あなたは、誰かにお願いするのが得意ですか?
それとも誰かにお願いするのは苦手ですか?
実のところは、お願いするのが得意でも苦手でもどちらでもOKです。
お願いするのが得意だからといって幸せになるわけではありませんし、お願いできないからといって人間関係が難しくなるわけでもありません。
あなたが誰かに「何かをお願いしたい」と思っていないのなら、まったく問題ないのです。
「人に頼む」がストレスになる時
でも「お願いしたいのに、お願いできない」場合は、ストレスがたまります。
「できない」という精神的ストレスに加え、「お願いしたい状況」を自分で何とかしなければいけないという肉体的ストレスも加わるので大変です。
ひたすら我慢し続けて体を壊すこともあれば、「私ばっかりやってる!」と突然、怒りが爆発することもあります。