誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />失敗に引きずられる人に決定的に欠けていること・ベスト1

別の選択をしておけばよかった?

なにかにつけ正解を求めることってありませんか? 学校や資格試験のテストには正解が用意されていますから、その影響が大きいのかもしれませんが、人生に正解はありません

就職や結婚など、人生の選択に迫られたとき、「この選択で正しかったのだろうか」と気が滅入ったり、「あのとき、違うほうを選んでおけばよかった」と後悔したりすることもあるでしょう。それはまったく意味がないことなんです。

もし同じ時点に立ち戻ったとしても、おそらく同じ選択をする確率が高いのではないでしょうか。別の選択肢のほうが正解で、うまくいくかどうかもわかりません。大切なのは、どんな選択であれ、自分が納得することです。

失敗も納得して受け入れられる

他人の意見を参考にするのはいいのですが、最終的には自分が納得して決断することが大事なんです。そうでなければ、なにか起こったとき、他人のせいにすることになります。それは自分が納得できない状態なのです。

自分が納得しないままだと、そのことをずっと引きずってしまう可能性もあります。そうした目に見えない損失は、ボディブローのように効いてきます。

一方、自分で納得して決断したのであれば、結果として失敗したとしても、いろいろと反省点は生じるかもしれないとはいえ、十分納得して受け入れられるでしょう。

納得しながら次の段階に進む

ひと言で納得といっても、いろんなパターンがあります。なかには時間がないなか、「とりあえずこれにしておこう」と決めることも含まれます。あとになって「あのとき時間がないからとりあえず選んだけど、しょうがない」と、そのときの状況に応じた自分の納得感があればいいんですね。

些細なことを含めて、1つひとつを納得しながら次の段階を踏むということが、人生のすべてにおいて大事なことなんです。自分が納得して選択した結果、たとえ失敗したとしても、そのこと自体も受け入れることができるんです。そして、失敗を糧に先に進む充実感も得られます。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。