ホッキョクグマとの遭遇に備える準備とは?

「野生のホッキョクグマ」が見られる旅行先とは?行き方や注意点を解説記念撮影のための標識ではない、本物のホッキョクグマ注意のサイン

 個人旅行が可能なスヴァールバル諸島の例をご紹介します。ゲートウェイの町であるロングヤービーエンの町なかではさすがに遭遇の心配はありませんが、30分ほど歩いたエリアに行くと、ホッキョクグマとの遭遇の危険性があります。町の東の道路にホッキョクグマ注意の道路標識が立っています。

「野生のホッキョクグマ」が見られる旅行先とは?行き方や注意点を解説ツアーガイドはみなライフル銃を携帯している

 別記事のロングヤービーエン訪問時の注意点に書きましたが、スヴァールバル諸島では銃を携帯するか、銃を携帯した人とともに行動する必要があります。またホッキョクグマの接近を知らせるための犬を連れていくことも有効な対策です。

「野生のホッキョクグマ」が見られる旅行先とは?行き方や注意点を解説嗅覚だけでなく視覚、聴覚もすぐれているハンターだ

 ホッキョクグマと遭遇し、こちらに向かってくるようだったらまずは信号拳銃などを使い光や音で威嚇します。それでも接近しこちらを襲ってくる兆候があれば発砲が認められますが、横向きのホッキョクグマを撃つのは違法で、正面から向かってくる場合にのみ射殺が正当化されています。