コロナネイティブの24年卒に送る「本当に刺さるガクチカ」の見つけ方「ガクチカ」に悩む24年卒の学生たち。自分の人となりがバッチリ伝わるガクチカの書き方はないのか?
(写真はイメージです) Photo:PIXTA

2024年卒の就活がいよいよ佳境に入ってきた。彼らは大学入学と同時にコロナ禍に見舞われ、学生生活がオンライン授業から始まったコロナネイティブ世代。行動制限があり、部活やアルバイトなどリアルな活動ができず、自己PRで大学時代に一番力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」が書けないと悩んでいる人も多いだろう。何もエピソードがない場合、ESなどでどのようにガクチカを書けばいいのか。人気企業の採用から育成までを支援するダイヤモンド・ヒューマンリソースの採用コンサルタント・福重敦士氏が、誰でもできる、あなたの人となりがバッチリ伝わるガクチカの書き方を伝授する。

ガクチカは
心が動いたことなら何でもいい

 コロナ禍で「ガクチカ」が書けないと悩む就活生が増えています。今回はそのことについて、誰でもできる解決策をお話したいと思います。

 そもそも「学生時代に一番力を入れたこと」という言い方が大きな誤解を招いていると、私は考えています。頑張ったことというと、サークル活動や部活で仲間と協力した、長年続けている趣味のコンクールで賞を獲った、はたまた学生時代にベンチャーを起業したといった、華々しい活動、時間をかけたことだけをイメージしがちです。実際、ステレオタイプな就活本を見ると、サークルやアルバイトにおける華々しいエピソードばかりが掲載されているように見えます。

 しかし「頑張ったこと」というのは時間だけではなく、パッションを傾けたこと、心を動かされたことと考えることもできます。「学生時代に頑張ったこと」=「何でもいいので、あなたが一生懸命やったこと、心が動いたこと(瞬間)」と読み替えて、それを考えればいいのです。

「ガクチカ」と言うときのハードルを下げてみてください。ナンバーワン・エピソードで話を盛り上げる必要はありません。そもそも、コロナネイティブの学生は今までの価値観でいう「ガクチカ」に書くようなエピソードが少ないということは採用側もわかっていて、考慮して話を聞いてくれます。アピールするジャンルも、部活、勉強、アルバイト以外で考えてもいいのです。

 極端な話、家にずっといたとしても、必ず何か心が動いた瞬間はあるはずです。ゲーム、プラモデル、なんなら食べることなど食へのこだわり、枕にこだわるなど睡眠の質への気配り、近所の散歩で珍しい雑草を見つけた感動……本当に何でもいいのです。