いよいよゴールデンウィーク(GW)に突入した。だが、メンタルダウンしたり、元気が出ない人も多いかもしれない。
そんなときおすすめなのが、『1日1分見るだけで願いが叶う! ふくふく開運絵馬』の著者で、日本随一の「神道文化賞」を受賞した絵馬師の「1日1話」に耳を傾けることだ。
見るだけで癒された」「本当にいいことが起こった」と話題の本書をベースに、五月病を寄せつけず、金運・仕事運・恋愛&結婚運・長生き健康運・人間関係運などすべての御利益を誰よりも早く拝受するにはどうすべきか、“とっておきの習慣”を紹介する。

【ご神仏との[幸運。]1日1話】<br />「開運とは無縁の人」がGWに大逆転する小さな習慣Photo: Adobe Stock

地域の縁と和を育む「ハレ」の日

 私たちのくらしは、一年中、色とりどりの「年中行事」で成り立っています。

  行事の一つひとつが、自分たちの生活の幸せや健康を祈る、豊作を祈ったものなど、豊かに生きていく願いが込められたものばかりで、くらしに密着したものでした。

 年中行事はみんなが笑顔で楽しめることなので、生きているという実感と、多幸感、そして見えない力で自然とつながり、地域の縁と和を育みます。

 行事や祭礼などはお祭りで、特別な一日。古い昔から、このような特別な日常をわが国では「ハレ」の日といいました。

「ハレ」の反対は「ケ」。この「ケ」は日常のこと。毎日すごすことで、「ケ」が枯れることがあります。

 これが「ケガレ」=「気枯(けが)れ」=「穢(けが)れ」となります。

 この「ケ」枯れを、特別なこととして、祓(はら)いをする行為こそ「ハレ」なのです。

 いいことばかり起こるのが人生ではありません。

 どんな人も、厄がたまって、少しずつケガレていきます。

 厄とはストレスがたまった状態。これを行事や祭りで楽しくはねのけ、笑って、明るく楽しくすごして、明日の活力にし、ケガレを吹き飛ばす。幸福を引き寄せる。そんな力が、「ハレ」の日にはあるのです。

絵馬師の開運格言

 特別な「ハレ」の日を迎えるために、普通に過ごす「ケ」の日があるハレの日を楽しめるのは、「つまらない」と感じても地味な日々であるケの日々があるから。

 毎日を小さく頑張ることで、必ず明るいある日がくるのです。

(本原稿は、ベストセラー永崎ひまる著『1日1分見るだけで願いが叶う! ふくふく開運絵馬』をベースに、新たに著者が書き加えたものです)