ドル建て社債がシニア世代の安心な運用先として人気を集めている。ではどこで、どのようにして買ったらよいのか。特集『お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理』(全13回)の#2では、いくつかの証券会社のネット口座で取り扱い状況を調べてみた。ぜひ参考にしてもらいたい。
各証券会社における
ネット口座の取り扱い状況とは?
調査対象は大手では野村証券、ネット証券はSBI証券と楽天証券。期間は2022年末から23年の2月末にかけて。その中で、銘柄が充実していたのが野村証券だ。
22年末に見た時には、アルファベット、アマゾン・ドット・コム、アップルなど高格付けの米国企業のドル建て社債(既発債)が掲載されていた。利回りは4%台後半。問い合わせると、本店営業部から折り返し電話連絡があり、商品内容について詳しく説明してくれた。
ただ、いずれも販売単位が高い。一番安いアップルで最低15万ドル。日本円にして2000万円ほど必要になる。
では、その他の証券会社はどうなのか。次ページで、シニア富裕層の資産運用をサポートするIFA口座の仕組みとともに詳しく解説する。