現在、アクセルジャパンにはタレントのヒロミやネプチューンの名倉潤、俳優の佐藤隆太、上地雄輔、鈴木杏樹、元AKB48の板野友美、篠田麻里子らがアンバサダーとして参加している。

「アンバサダーによって前後しますが、写真カット60点以上、動画は20素材ほどご用意しておりますので、こうした素材を使って自由にクリエーティブを手がけていただくことが可能です」

 また汎用性の高い動画素材も提供しているため、素材を使ってCMなどの動画広告も作成が可能だ。

「素材を使用して制作いただいたら、我々を介して各プロダクションに許諾を取ります。もちろん著名人を使うのでブランディングやイメージを著しく損なう表現は禁止していますが、基本的にはあまり制約を設けず、ウェブ上でもオフラインでも自由な制作ができることを目指しています」

 アクセルジャパンは昨年10月にサービスを開始したばかり。近年タレントのサブスクサービスが増えているのは、どのような背景があるのだろうか。

「広告の形はネットやSNSを中心に大きく変わっています。目に触れるプロモーションは多様化し、膨大な数になっているので、企業側もただプロモーションするだけでなく、着実に目に留まる回数を増やさなければいけない。そんななかで、大きなPR効果が期待できる芸能人を起用しながら、広告費を抑えて制作ができるサブスクモデルが注目されるようになったのではないかと。従来の広告は出演料だけでなく、制作や撮影自体にも大きなコストがかかりました。最初から素材として完成しているものを提供することで、企業側の負担が軽くなることもメリットだと思います」